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ショパン・ワルツ集(全19曲)【フィリップス】
再発売02.4.24=イングリット・ヘブラー(ピアノ)

特に20世紀に入ってから発見されたとされる4曲の遺作のうちの最後の「19番イ短調」は、2分足らずの短い曲ですが、私には窓辺で夜空を見上げながら恋心を歌うセレナーデのように思える演奏で、ジーンと胸に沁みてきます。
ショパンのワルツ集は多くのアーティストによってCDが発売されていますが、ぜひともお手元に加えていただきたい名盤だと確信します。
ピアノを勉強中の方なら一度は弾いてみたいショパンのワルツ作品、優美で聴く人を心地良くさせるこのヘブラーの演奏はいいヒントになると思います。

諸田由里子ピアノ・リサイタル【ライヴノーツ】
'07.4.25発売=諸田 由里子(ピアノ)

帰国後は諏訪内晶子氏との海外公演や多くのアーティストと共演する中、ソリストとしても活躍中の諸田由里子、と紹介されています。 「ピアノ・リサイタル」のタイトル通りリストとモーツァルトの馴染みの曲の間にヤナーチェックがプログラムされた、中々興味をそそられる構成となっています。
オープニングは「エステ荘の噴水」。青空に向かって噴き上げられた水滴は太陽の光を浴びて、キラキラとまるで真珠を思わせるようなまろやかで艶やかな高音域の響き。いきなりベーゼンドルファーの特長を引き出してくれます。そして上品に仕上げられたモーツァルトの「ソナタ16番」、再びリストの「愛の夢」と続きます。そして、おそらく本人も満足と思われるヤナーチェックの「ピアノ・ソナタ」は“1905年10月1日街頭にて” 抗議の市民デモによる一人の若いチェコ人の非業の死を描いた作品をドラマティックに謳い上げます。強烈な印象を与える演奏で必聴物です。終盤の「ラ・カンパネラ」も妙に技巧に走らずテンポも幾分ゆったり目、聴いていて疲れません。相模湖交流センター常設の“ベーゼンドルファーModel275の深い音と繊細さはリストの豪壮な曲においても見事に息づいている”(帯より引用)。室内楽や伴奏で培ったその実力、彼女ならではの繊細でやさしい演奏はしばし心安らげます。
実に有意義なプログラムのピアノリサイタルを聴いた思いがしました。
今からもう第2弾が待たれます。

シューマン:クライスレリアーナ、交響的練習曲
【テルデック】
シューベルト:ピアノ・ソナタ第19・20・21番
【デッカ=ロンドン】
【テルデック】
シューベルト:ピアノ・ソナタ第19・20・21番
【デッカ=ロンドン】
=アンドラーシュ・シフ(ピアノ)

これまでデッカやテルデック等で膨大な数のCDが発売されている中からの2作品です。共にピアノ全集の中からのカップリング盤として分売されているものです。
40過ぎた頃の録音で、力みのない軽妙で繊細なタッチから繰り出される清涼な躍動感とベーゼンドルファーならではの明るく透明な音色は聴き手を魅了します。
“作品への深い共感と理解に満ちた深みのある名演”と帯に紹介されているのも頷ける演奏です。この他にもモーツァルトやハイドンのピアノ・ソナタ全集等、シフは多くの作品をお気に入りのベーゼンドルファーで録音しています。これらもぜひお聴きいただきたいお勧めアルバムです。
♪世界中で最もチケット入手困難なピアニストのひとりに挙げられるシフが、2008年3月、9年ぶりに来日しました。
大阪と東京での僅か3回の日本公演の内、10日に行われた東京オペラシティ・コンサートホールでの模様が4月18日「NHK教育テレビ」で放映されましたね。多くの方が多分ご覧になられたかと存じます。
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この日のプログラムは前半がシューマンの〈蝶々〉、とベートーヴェンのソナタ17番〈テンペスト〉、後半は再びシューマンの〈幻想曲〉とベートーヴェンのソナタ21番〈ワルトシュタイン〉を完璧な演奏で聴衆を魅了しました。鳴り止まない拍手、日本公演の最終日とあってか、バッハの〈フランス組曲全曲〉に始まり、シューベルト、再びバッハ、シューマンの〈アラベスク〉まで、裕に1時間にも及ぶアンコールで、2公演に相当する充実ぶり。CDだけでしか知らない私は、生で見るのは勿論、映像でさえ見たのは今回が初めてです。どう表現したら良いのか、もう参ってしまいました。映像だけで、これ程興奮した演奏会はそうそう経験がありません。
最近のシフは、バッハからスタートして、ハイドン、モーツァルト、シューベルト作品を手がけた後に取り組んだベートーヴェンのソナタ全集の録音を終えたばかり。私の知るエキサイティングでドラマティックなベートーヴェン演奏とは一線を劃した、爽やかな躍動感と、斬新で気品に満ちた素晴らしい演奏に、時間を忘れてぐんぐん惹き込まれてしまいます。使用ピアノは録音でも使用しているベーゼンドルファー“インペリアル”です。(現在発売中の6巻からなるベートーヴェン、ピアノ・ソナタ全集は、スイス・チューリヒでの全てライブ録音盤です。こちらも必聴物です)
そして、シフの演奏と共に驚いたことは、シフファンで埋め尽くされた客席のマナーの良さです。消え入る最後の音の余韻までを一心に聴き入り、誰一人としてフライング拍手をしない・・・シフを愛する人達はマナーに加え、数時間にも及ぶ演奏にも耐える集中力も持ち合わせた素晴らしいファンなのですね。会場には日本を代表する多くのピアニストや音楽評論家の姿があったと伺いました。
NHKさん、できたら再放送をお願いできませんか。私の周りには見落とした人がたくさんいます。私も今度は永久保存にふさわしい、ちゃんとした装置で録画したいので・・・
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KUMANO熊野古道~神々の道~【エイベックス】
'07.4発売=加古 隆(作曲・ピアノ)

世界遺産への登録を記念して三重県から委嘱された楽曲がついにCD化されたものです。今回特別に編成された30人の室内楽を指揮するのは、アンサンブル金沢や主要オーケストラの客演指揮者として人気の金聖響氏。そしてソリストとして参加しているのはサックスの第一人者須川展也氏と言う豪華な顔ぶれです。4楽章からなる大作で、簡単に寄せつけない熊野の深い森のイメージを“悠久の時”“深い神秘”“生命の源泉”の3つのキーワードが織りなす歴史に満ちた神秘感漂う正に「加古ワールド」です。勿論、全編に重要な役割を担うのが加古氏の“ベーゼンドルファー・インペリアル”によるピアノ演奏です。
その他にも、同室内楽をバックに新たに録り直したとされるピアノ作が4曲収められています。どの曲も秀作揃いですが、個人的には特に3曲目の、ある化粧品会社の設立記念曲として作られた《Flora》は「美」と「やさしさ」をイメージさせる実に美しいメロディで、加古氏のピアノとヴァイオリンの掛け合いが見事で心が洗わるようで大好きです。
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♪感動のアンコール熊本公演 平成19年10月13日(土)益城町文化会館の自主事業として開催されました「加古隆ピアノ・ソロコンサート」~ベーゼンドルファーインペリアルの響き~は加古氏の感動的な演奏で終了致しました。「ピアノの画家」と称される加古隆氏が3年ぶりに益城町文化会館のステージへ姿を見せました。 お馴染の帽子と山本寛斎デザインのコスチューム。極力余計な演出効果を排したステージは、単に心地良いと言うより、ストーリー性溢れるドラマティックな演奏ばかりで、徐々に観客を惹き込んでしまいます。「とても感動しました。ご案内いただいて本当にありがとうございました。」「私がもし今日この席に居なかったら大きな損をしていたと思います。」等、今回の公演を多くの方にご案内した私は、たくさんの方々から感謝のお言葉をいただきました。9月6日の金閣寺、音舞台の出演や各地でのコンサート続きで、ハードスケジュールの中での熊本公演でしたが、疲れも見せない加古氏の素晴らしい演奏は私たちを魅了して終了致しました。 |
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モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番・21番
【ユニバーサル・クラシックス】
【ユニバーサル・クラシックス】
'01.10.24発売=フリードリヒ・グルダ(ピアノ)

彼は世界の一流オーケストラとの共演でモーツァルトのピアノ協奏曲を多く録音していますが、その中から特にお勧めの2枚です。アバド率いるウィーン・フィル(表題、ジャケット上)とアーノンクール率いるコンセルトヘボウによるモーツァルト・ピアノ協奏曲、第26番《戴冠式》・第23番【ワーナーミュージック】。人生の辛甘を舐めた老獪なちょいワル爺さんが「モーツァルトはこんな風に楽しく弾くもんだ」と言わんばかりに随所に洒落っけを見せてくれます。その傍らで暖かいまなざしで見守りながら棒を振る偉大な二人の指揮者の姿が目に浮かぶようです。ピアノは勿論愛器ベーゼンドルファー。天高くどこまでも続く青空を思わせる透き通った伸びやかなメロディーラインの高音域の美しさは、モーツァルト音楽に見事にマッチしています。
“クラシック演奏史の中で不滅の価値をもつ名演”と高く評価されている名盤です。

ピアノ・ブレーカー【ユニバーサルクラシック】
'06.11.8発売=レ・フレール(曲・演奏)

兄弟共にルクセンブルグ国立音楽学校に留学。裏打ちされたその実力とそれぞれの違った個性がマッチし無限のハーモニーを奏でます。世界メジャー級アーティストの登場との呼び声も高く、見て聴いて楽しい二人です。今後どのような進化を遂げるのか興味深く見守って行きたいですね。
先に発売されたプレ・デビューアルバム“アニメ・キャトルマン”は誰でも知っているアニメソングばかりでご家族で楽しめます。

「Piano Breaker in KUMAMOTO」は去る去る平成19年6月24日、熊本県の益城町文化会館の自主事業として開催されました兄弟ピアノデュオ「Les・Freres/レ・フレール」の熊本公演は大盛況のうちに終了致しました。
現在大ブレイク中の二人の公演はどこも満席で、熊本初公演も発売日に即日完売の人気ぶりでした。
当日はあいにくの激しい雨の中、九州各地から駈け付けた大勢のお客様を充分に楽しませてくれました。
同会館常設で二人のお気に入りのベーゼンドルファー・インペリアルによる縦横無尽なご機嫌な演奏とパフォーマンスは大勢の観客を魅了しました。最後は観客総立ちとなって拍手が鳴り止まず、3度に渡ってアンコールに応えてくれました。写真は本番前のリハーサル中のスナップです。
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ピアノの状態をチェック |
リハーサル開始 |
段々と熱が入ります |
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何か打ち合わせ事? |
リハ終了、くつろぐ二人 |
二人の出番を待つ開演 直前の“インペリアル” |

ブラームス:ソロ・ピアノ作品全集【BMGファンハウス】
'03.6.25発売/5CD=ゲルハルト・オピッツ(ピアノ)

ブラームスのピアノ作品を手掛けるには高いテクニックが要求されると言われますが、彼はベートーヴェンと並びむしろ得意としています。使用ピアノはブラームス本人も愛用していたベーゼンドルファー・インペリアル。ピアニッシモの透き通るような響きと、時に激しいオピッツの強靭なタッチの中にも、決して音をつぶさないふくよかな音色のベーゼンドルファー、弾き手と楽器とが一体となって、叙情豊かなブラームス作品を、オピッツによってより一層高貴な作品に仕上げられています。
5枚どれもが72分を超える力作で、暫くはブラームスにたっぷりと浸れる聴き応え充分なアルバムです。
オピッツはこの他にもシューマン:子供の情景(他に、蝶々・幻想曲)【同】やリスト:コンソレーション(他に、バラード2番)【同】でも同じ “インペリアル”を使用しています。こちらもベーゼンドルファーのパワフルな重厚さとオピッツの完璧な技巧が堪能できる秀作です。

2008年12月4日(木)、熊本県立劇場コンサートホールに初めてオピッツがやって来る、とあって8月の発売と同時にチケットを購入しました。プログラムはブラームスと共に世界最高峰の演奏家のひとりとして高く評価されるベートーヴェン。しかも4大ソナタを引っ提げて・・・またとないチャンスに何と僅かとは言え空席が!? ピアノの周りだけがほのかに照り出されたステージに、颯爽と、と思いきや物腰柔らかくゆったりとした足取りでご登場、3方に穏やかな笑みを浮かべながらお辞儀をされる所作に、オーラが感じられます。ダーン・・・〈悲愴〉の始まりです。出だしのこの音を聴いただけでもう感動の世界へと誘われてしまいます。続く〈月光〉で1部を終了。CDコーナーにはすでにたくさんの人だかりです。
後半は〈テンペスト〉で始まり、ラストは〈熱情〉で劇的に当日の全プログラムを終えました。
興奮と感動で拍手が鳴り止まず、再三再四ステージに登場する度にアンコールを期待しますが、「ありがとう、ごめんなさい」と言わんばかりに申し訳なさそうに拍手に応え、惜しまれつつ閉幕しました。髪を振り翳しての力演と言ったものとは無縁の、正に大人の演奏で、聴く側も疲れず心落ち着けて“鑑賞”したって感じです。感動でしばらく席が立てないほどで、会場でお会いした多くのピアノ指導者の先生方ともお互いに「良かったですね」以外適当な言葉が見つかりません。ベートーヴェンがかくも格調高く、美しい曲なのか、別項で紹介していますシフの演奏と相通じる高貴な演奏で、とても素晴らしい価値ある演奏会でした。

ふるさと~On My Mind~【テイチク・エンターテイメント】
'04.11.24発売/2CD=本田 竹広(ピアノ)

「最愛のベーゼンドルファー・インペリアル」は彼の今までの演奏スタイルと感情を根底から変えてしまう程の「すごさ」でした。「オレの感情を抑えてくれるんだ。もっとクールにいけよってね。オレ、改めてベーゼンドルファーに惚れ直したヨ。魔法のピアノだね。」と。「この作品の主役はオレではなく、ベーゼンだよ。ベースやドラムと同じようにオレもこのピアノを持ち歩きたいよ」とジャーナル誌のインタビューに答えています。DISC-2の最後に収められている「故郷~我が心のジョージア」は特に感動的で泣けてしまいます。
再起後、前にも増して精力的に活動を展開する中、'06.1.12急性心不全で帰らぬ人となりました。享年60歳。亡くなる半年前に行ったコンサートライブ盤“紀尾井ホールピアノリサイタル”はベートーヴェンの月光も収録された最期のアルバムとなってしまいました。

マイスキー《雨の歌》【グラモフォン】
'97.7.25発売=ミッシャ・マイスキー(チェロ)/パーヴェル・ギリロフ(ピアノ)

民謡風な色彩と深い叙情をたたえ、チェロによってしっとりと歌い上げられています。
冒頭のチェロ・ソナタ作品78(原曲はバイオリン・ソナタ《雨の歌》)は、美しい旋律が、雨の情緒をロマンティックに奏でています。ピアノを担当しているのはショパン国際Pコンクールを始めとした世界中のピアノコンクールで入賞歴を持つ旧ソ連生まれのピアニスト、ギリロフ。現在ケルン国立音楽院教授も務めCDはグラモフォンやRCAビクター、EMI等からリリースされています。ベーゼンドルファー・インペリアルの包み込むような甘美な響きと、マイスキーのチェロの優美な演奏は最高のマッチングです。'04にサントリーホールで行われた二人の来日公演は同じくインペリアルとの共演でたいへんな喝采を浴びました。ブラームスならではの郷愁を帯びた、しみじみと味わいのあるアルバムです。

オパール光のソナタ【カメラータトウキョウ】
'05.10発売=碇山 典子(piano)プレイズ西村 朗

日本を代表する作曲家である西村朗氏の、東京芸大入学を前にした17歳から最新作までの8つのピアノ・ソロ作品集です。その演奏は超絶的技巧が要求される作品ばかり。西村氏はかねてから卓越した演奏力を持った新進ピアニスト碇山典子によるレコーディングを熱望していました。その碇山典子が希望したものはベーゼンドルファー・インペリアルによる録音でした。彼女の西村作品に対する思い入れと意気込みはスタッフを圧倒する程のパッションで、その結果見事な作品に仕上がりました。西村氏は彼女の素晴らしい演奏に満足すると共に、ベーゼンドルファーの音色と表現力に驚嘆し、今後のピアノ作品はベーゼンドルファーをイメージして作りたいと漏らされたそうです。息も付かせない程の聴き応えのある作品です。
◆この度レコード芸術特選盤に選ばれました。

PRESENTS【ソニー・ミュージック】
'03.7発売=羽毛田 丈史(曲・ピアノ演奏)

'06.6に第2集が発売されました。第57回イタリア賞の他海外6つのコンクールで受賞したNHKスペシャル「映像詩 里山~命めぐる水辺」のテーマ曲等が収められています。こちらも必聴物です。

ショパン:24&2つのプレリュード【オクタヴィア・レコード】
'05.4.20発売=藤原 由紀乃(ピアノ)


ピアノ名曲による花束【Pro Arte Musicae】
'06.7発売=久元 祐子(Piano)


Bossa nostalgia【ユニバーサル ミュージック】
'06.5発売=木住野 佳子(曲・演奏)

併せて、女優小雪のCFでおなじみのパナソニック「VIERA」で流れて話題となった“ショパンのノクターン第20番(遺作)”や“トロイメライ”等を収録した本人初のクラシックアルバム「ノクターン」もお手元において欲しい作品です。

プレイズ・モーツァルト【キング】
'96.3発売=梯 剛之(piano)

「私は知らなかった。これほどまでに清楚で、慎ましい気品をたたえ、しかも生き生きとした生命にあふれたモーツァルトを!(諸石幸生=音楽評論家)」。「名器ベーゼンドルファー・インペリアルが、梯の明快なタッチで生々と躍動し、ある時は雄々しく、繊細に・・歴史に残る名盤。(齋藤宏嗣=CD製作に携わったオーディオ・エンジニア)」と絶賛しておられます。

プレイズ・モーツァルト2【キング】
'97.9発売

尚、その後29歳になった彼が同じモーツァルトの「ピアノ・ソナタ第5番k.283」やベートーベンの「熱情」をスタインウェイで演奏したアルバムも発売されています。両ピアノの音色の違いや10年後の演奏など興味深い作品です。
【熱情・マイニチクラシックス'04.10発売】

PIANO【エイベックス】
'06.4発売=加古 隆(曲、演奏)

そんな澄明で色彩の豊かな音を描こうとするとき、僕はベーゼンドルファーの温かい木の響きに惹かれるんです」と本人のコメントが『音楽の友='06.6月号.130p』に紹介されています。〔ムジカノーヴァ(音楽の友社)6月号.6pにもカラー扱いでPIANO発売にまつわる記事が掲載されています〕
また、アルバムの最初と最後に収録されております、小泉堯史監督、寺尾聰主演の映画『博士の愛した数式』のオリジナルサウンドトラック版【エイベックス】は、映画のコンセプトである“人間の優しさ”を表したあたたかいメロディで心が癒されます。「PIANO」と併せてお聴きいただきたいアルバムです。
◆この度、加古隆氏は「博士の愛した数式」において第61回毎日映画コンクール音楽賞を受賞致しました。前作の「阿弥陀堂だより」に続いての受賞となります。

PianoiaⅡ【ソニーミュージック】
'05.2発売=松本 俊明(曲、演奏)

この1stアルバムは新米ママたちのサイト”べビカム“でたいへんな話題になった作品です。「ゆっくりと優しく語り掛けてくるようなピアノにとても癒されます。」、「ピアノの音色がとても澄んでいて、ゆったりとした気持ちになれました。」等など。また、東京芸大大学院修了の京都女子大深見友紀子教授は「お母さんの手のひらのように優しい彼のタッチで弾かれるベーゼンドルファーは、赤ちゃんを柔らかく包み込む。」と紹介しておられます。

PianoiaⅡ【ソニーミュージック】
'05.10発売=松本 俊明(曲、演奏)

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