2007年、諸田由里子さんのデビューアルバムをとても気に入った私は、早速当HPのお薦めCDコーナーで紹介しました。人伝てにそのことを知った諸田さんご本人から、丁重なる直筆のお手紙をいただいたことから始まった親交は、当社だけにとどまらず様々な方面へとその輪は広がりを見せ、毎年演奏会出演のため来熊されるようになりました。
繊細かつ豊かな表現力と美しい音色、加えてそのお人柄は、毎回熊本の多くのファンを魅了し続けてます。
平成23年 公演スケジュール
◆平成23年10月28日(土)
♪坂本 緑オータムコンサート
PM.6:30 熊本県立劇場コンサートホール
終演直後の諸田さんと
在熊ソプラニスト坂本緑さんの11回目となる定例のオータムコンサートに、今年もピアノ伴奏者として迎えられました。毎年ながら会場には多くの坂本ファンが駆けつけ、還暦を迎えても一向に衰えない艶やかな透明な歌声と円熟された勝部太氏のバリトン、そして今回も諸田さんの奏でるベーゼンドルファーが実に心地よく会場に響き渡りました。
今年は趣向を変えて、ゲストの2人の在熊ピアニストやコンチネンタルDUOさんらのソロ演奏に加え、諸田さんもシューベルトの即興曲op.90-4をソロ演奏されました。際立った音色の美しさは、やはり流石だなぁと感心しました。それにしても、諸田さんの伴奏は素晴らしい!
◆平成23年10月29日(土)
♪小山保育園、親子で楽しむクラシックピアノコンサート by 諸田由里子
 |
 |
 |
AM.11:00 熊本市、小山保育園ホール |
最後に諸田さんの伴奏で
園歌を合唱 |
昨年春に建て替えられた新しい園舎には、念願のホールとグランドピアノ(ボストンGP-178EP)が設置されました。
今日は、保育参観日に合わせて実現した“親子で楽しむクラシックピアノコンサート”です。
前半は保護者の方のみ。クラシックコンサートを聴くのは初めてと言う方も多い中、モ-ツァルトのソナタの定番、k.545とシューベルトの即興曲から2曲が演奏されました。心配された私語もなく皆さん真剣に聴いて下さいました。
後半はいよいよ園児の皆さんのご来場です。軽快なテンポで楽しいアンダーソンの曲から2曲とショパンの小犬のワルツです。ピアノの横には鍵盤上を縦横無尽に動き回る諸田さんの手を映し出す大画面のテレビが置いてあり、鍵盤が見えない右側の席に座った人達も感心しながら見入っています。
曲の合い間のおしゃべりで、福島原発事故の影響の中での子育てのご苦労とたいへんさに触れられ、感極まって2度までも涙ぐまれるシーンも・・・月の光、ラ・カンパネラでプログラムを締め繰られました。
最後は全員で諸田さんのピアノ伴奏で園歌を大合唱です。とても雰囲気の良い楽しいコンサートでした。
演奏会を終えた諸田さんに主任保育士の先生から「とても静かに聴いてくれてビックリしました。とてもいい経験になったと思います。それと何よりも、全音域を使っていただいた演奏でピアノが一番喜んでくれたと思います」と。
園児の皆さんからいただいた可愛らしい花束を片手に保育園を後にしました。
◆平成23年10月29日(土)~10月30日(日)
♪第6回プライベートレッスン
くまもとピアノ ソナチネルーム
2日間に亘って小学2年生からピアノ指導者までの8名の生徒さんが受講しました。今回はその内5名の方が初めてと新鮮な顔ぶれです。受講させた先生から「どう解釈しどのように表現したら良いのか悩んでいた部分がいとも簡単に解決し、晴れやかに生まれ変わりました。凄い!です。」と感想をいただきました。
今回も限られた時間内に8名に限定するのに苦労した程、いつもながら諸田先生のレッスンは人気があります。
午後12時にレッスンを終了。途中軽い食事を済ませ、今回も馬刺しをお土産に差し上げ、感謝と再会を期していつものように堅い握手でお別れ致しました。
平成22年 公演スケジュール
◆ 10月15日(金)
♪坂本 緑オータムコンサート piano伴奏
=熊本県立劇場コンサートホール

在熊ソプラニスト坂本緑さんの10回目のリサイタルに、三度ピアノ伴奏者として迎えられ、息もぴったりです。
坂本さんの透明な歌声、勝部氏の太く伸びやかなバリトンに、諸田さんの奏でるベーゼンドルファーが実に心地よく会場に響き渡りました。
◆ 10月16日(土)
♪諸田由里子 サロンコンサート
=ウィングまつばせコミュニティアリーナ

4年ぶりに再会したディアパソンピアノ〈D-164F〉にまつわるお話や、シューマンの「パピヨン」ではその曲の背景となっている仮面舞踏会を、情景ごとに説明しながら演奏され、その場面が目に浮かぶようでとても興味深いものでした。
前日ご一緒された坂本緑さんと勝部太氏をゲストに迎え、地元の少年少女合唱団や男性合唱団の歌声が花を添え、カジュアルな楽しいコンサートとなりました。
pianoソロ&伴奏
◆ 10月16日(金)
♪グレートコンポーザー“ショパンメモリアル”にゲスト出演 pianoソロ
=熊本市現代美術館ホームギャラリー

宇城市での昼間のサロンコンサートを終え、ゆっくりする暇もなく会場入りした諸田さん。
今日はショパンメモリアルとあって、在熊のアマチュア演奏家が様々なショパンを演奏しました。
その最後の30分間、ノクターンやワルツ等6曲を楽しいお話を交えながら演奏されました。
錚々たる経歴を持つアマチュアの人達の演奏も見事でしたが、諸田さんの弾くピアノはまるで違うピアノではないかと思える響きで聴衆をうならせました。
来年2月には、チェリストであるご主人とのデュオとして出演が決定しているそうです。
◆ 10月17日(日)
♪第5回プライベートレッスン
=くまもとピアノ ソナチネルーム
ピアノ指導者や各種ピアノコンクール受賞歴を持つ小、中、高校生7名が指導を受けました。
演奏者としても一流な諸田さんですが、指導も一流です。音楽がどんどん変わっていくのが解ります。
いつもながらバイタリティ溢れる熱血指導で、担当の先生方も感激されたようです。
午後6時に最後のレッスンを終了するや、そそくさと空港へ向いました。途中軽い食事を済ませ、今回は残念ながら口にしなかったとおっしゃる馬刺しをお土産に差し上げ、感謝と再会を期して堅い握手でお別れ致しました。
平成21年 公演スケジュール
◆ 2月21日(土)
ディアパソンコンサートin熊本
=ウェルネススクエア和楽

♪この日は当店主催のコンサート。
会場となった和楽へは07年11月以来です。諸田さんの繊細で感性豊かな演奏をアシストするのは当店推奨のディアパソン社が誇る「総1本張り」張弦方式採用のモデル〔DR-300〕。
予想を遥かに超える来場者で、90席準備した椅子は追加を重ねること3回、並べるスペースさえ無いほどの超満席で、用意したプログラムが足りなくなり、ご家族から回収にご協力を請うと言う大失態。お恥ずかしい!

そんな中いよいよ開演です。オレンジと赤のコントラスト柄のドレスを身にまとってにこやかにご登場の諸田さん。素晴らしい演奏に何処からともなく感嘆の声が聞こえてきます。笑みを浮かべ軽妙にそれぞれの作曲家の人となりを交えての曲目紹介にメモを取ってる人もいました。美しく爽やかなモーツァルトに続いて昨夜のプログラムにはなかったショパンのノクターンからの3曲は、作った年齢によるその違いが語られ興味深いお話でした。アンコールは熊本公演では初めてのモーツァルトのトルコ行進曲。弾き終えた諸田さんに奏法の質問が飛び出したりして、簡単なレクチャーが施され、とても和やかに惜しまれつ閉幕しました。

主催者である私は重ねて今日の不手際を詫び、何とか諸田さんの素晴らしい演奏に免じてご容赦願いました。
諸田さんの演奏に一役買ったディアパソンピアノの回りには当店技術者に興味深そうに説明を受ける人や実際に弾いてみる方もいらっしゃり、諸田さんの素晴らしい表現力によってその性能が引き出されたディアパソンピアノ、美しい音色の競演となりました。
演奏会終了後、「今日の拍手はとても暖かかったですね。」と言って下さって、報われた思いがしました。
♪会場には今回も全国的に今や時の人となられた超有名人an弾手さんのお姿もありました。(再び→
an弾手のピアノ奮戦記をご覧下さい)
◆2月22日(日)
プライベートレッスン
=当店ソナチネルーム
♪いつもながら恐れ入ります。当社講師や指導者を含め錚々たるピアノコンクール入賞暦を誇る小中学生8名がレッスンを受けました。
「曇っていたメロディが指導を受けた瞬間ぱぁっと陽が差し込んでいっきに晴れ渡った感じです。」「次回は私の生徒だけで全枠取りたいです。」とその素晴らしい指導力に驚嘆された先生方。また機会を作らなければとの思いを強くしました。
終了後は、いい機会だからと、お母様と佐賀や長崎の陶器めぐりの旅に出られるため熊本駅までお送り届け堅い握手で別れました。とても充実した3日間となりました。
平成20年 公演スケジュール
◆10月17日(金)
坂本 緑・ソプラノとバリトンの夕べ
=県立劇場コンサートホール/PM.7:00
ゲスト:勝部 太(バリトン)、ピアノ伴奏:諸田由里子

♪熊本を代表するコンサートホールの素晴らしい音響空間と、諸田さんの繊細かつ柔らかいタッチから醸し出されるベーゼンドルファー“インペリアル”のやさしい響き。ソプラニスト坂本緑さんの透き通った美しい声、そして日本のバリトン歌手の第一人者勝部太氏の奥深い重厚な声質、これらの全てが見事なコラボレーションとなって、大勢のお客様を魅了しました。
このコンサートの感想は諸田さんご自身のブログで紹介されていますのでご覧下さい。
◆10月18日(土)
プライベートレッスン
=当店ソナチネルーム
♪大好評の昨年に続き,ピアノコンクール入賞者7名の他、在熊ピアニスト2名を含む9名が、(一部日を分けて)レッスンを受けました。小学生にも解りやすい例え方による絶妙な言い回しと的確なアドバイスはピアノの音色と曲の表情をどんどん変えてしまいます。凄い!としか言いようがありません。
◆10月18日(土)
同日レッスン終了後、
グレートコンポーザー・メモリアルにゲスト出演
=熊本市現代美術館2階/PM.6:00

♪アートプレックスのイベントの一環として、前日がショパンの命日に当ることから、在熊の各種ピアノコンクール受賞暦を誇る錚々たる若手の方達によってショパンが次々と演奏され、最後にゲストとして20分間程ノクターンやワルツを演奏していただきました。「同じピアノとは思えない、プロの力を思い知らされました。」とはある関係者のコメント。
お集まりのお客様から翌日のコンサートチケット20枚をお求めいただきました。
◆10月19日(日)
諸田由里子クラシックコンサート
=ウィングまつばせ/PM.2:00
ゲスト:坂本緑(S)、勝部太(Br)
♪開場前から大勢の方が並ぶ盛況ぶりは、自らチケットを購入したおっしゃる市長さんが「日曜日の午後の時間帯、このホールに、しかもクラシックコンサートにこんな大勢の人達が来て下さるとは!」と驚かれた程の入りです。

1部は諸田さんのおしゃべりを交えながらのピアノソロです。オープニングのモーツァルトでいきなり観客は惹き込まれてしまったほどのきれいで上品な「キラキラ星変奏曲」でした。更にお馴染みのショパン、リストと続き、ベートーヴェンの「月光ソナタ」で華々しく前半のプログラムを終えました。
後半は、一昨日共演された坂本さんと勝部氏の日本歌曲やオペラの二重唱などで盛り上げていただいた後、再び諸田さんによってショパンの「小犬のワルツ」や「マズルカ」、「華麗なる大円舞曲」の3曲をいっきに演奏され、お客様はもう大満足です。
ラストはCDにも収録されている「ラ・カンパネラ」で興奮のうちに、二時間を越える内容の濃いコンサートの幕を閉じました。鍵盤上を滑る軽やかなタッチ、時としてダイナミックに・・・実にきれいな音です。
これは正に「諸田由里子の音色」なのだ、と改めて感じました。
ロビーにはサインを待つCDご購入者の長い列がありました。
◆10月20日(月)
諸田由里子によるワークショップ「ペダリング再考!」
=西原別荘ドルチェ・フェリーチェ/AM.10:30
ゲスト:坂本緑(S)、勝部太(Br)

♪“タッチとペダリンを工夫するだけで音楽が生きてくる。”ピアノ指導者を対象にした参加型ワークショップです。恩師である村手静子氏が翻訳された「マイカパル・ペダルのための20のプレリュード」を使ったワークショップは、当社講師を中心に14名が受講しました。短い単純な曲にも作者の意図とする思いが詰まっており、それを忠実に再現するだけでこんなにも曲想が変わるものなのか。最初自分なりに解釈して弾いた受講者の先生方も指導を受けた後では全く別の曲と思えるほど変わっていきました。当初、みんなの前で弾くことをためらっていた先生方も自ら手を挙げて弾きだした程です。和気あいあいの雰囲気の中、あっと言う間の2時間でした。セミナー終了後、熱い拍手に押されて、熊本に於ける最後の演奏となる「ノクターン第1番」を演奏していただいて、全ての日程を終了致しました。

今回は、昨年にも増しての強行スケジュールでした。連日演奏会が続いた上、無理にお時間を割いていただいて実施したレッスンやワークショップ、最後までゆっくりくつろいでいただける時間さえないほどでした。お疲れのところ、ご帰宅と同時(21時過ぎ)にお礼のメールが届き、その中には「今回も楽しい旅になりました。確かにハードスケジュールでしたが、どれも欠かすことができない大切な予定だったと思います。全てができたことにほっとしています・・・中略、 たくさんの経験をさせていただき感謝しています。」とありました。少しは気が休まる思いで恐れ入りました。本当にお疲れ様でした。そして感謝・・・・。
平成19年 公演スケジュール
◆平成19年11月3日(土)
阿蘇くまもと空港に定刻よりやや遅れて到着したJAL1801便の到着ロビーに姿を現した“感性のピアニスト諸田由里子”さん。一面に広がる阿蘇の山なみに「わぁ、きれい!」と第一声。私の車にご案内するやいなや、いきなり「いきなり団子です。(熊本名産)」に大笑い。「美味しい!」と黒あんの方をペロリ。早朝6時頃お家を出られた筈だから納得です。
20分程で当店に到着。一息入れる暇もなく、10名の生徒さんのレッスン開始です。驚き!です。諸田さんのアドバイスで子供達がどんどん変わって行きます。何と褒め上手で乗せ上手なことか、「そう、そう、素晴らしい!」の声に生徒さん達は魔法に罹ったみたいにうまくなっていくのです。もう次回の予約を申し出る担当の先生も・・・



明日からはいよいよコンサートです。
◆平成19年11月4日(日)
翌4日(日)の昼下がり、日頃の街の喧騒からちょっと離れた閑静な山間に位置する「西原別荘ドルチェフェリーチェ」は、熊本市街を一望できる見事な眺望と贅沢な空間。そのリビングルームに新しく設置されたグランドピアノ<ディアパソンD-164F/フレンチモデル>の周りには大勢のお客様でいっぱいです。諸田由里子さんの吐息まで聞こえそうなくらいの真近さ。にこやかに登場され笑顔でご挨拶。おしゃべりにお人柄を感じさせ、いっきに空気が和みます。まずはお馴染みの「アラベスク第1番」。何と美しい音色でしょう。曲の解説やエピソード等を交えながらヤナーチェクの小品曲やモーツァルト、ピアノソナタと続き、リストの「ペトラルカのソネット」では胸を締め付けられるような感動を覚えます。
最後はドビュシーの「版画」で劇的なフィナーレを迎えました。惜しみない拍手に、アンコールは「愛の夢=リスト」で幕を閉じました。
1部、2部ともに50名近い方にお出でいただき、次々とCDが売れ、サインと握手に追われる諸田さんでした。





余談ですが、2部の公演で、冒頭の「二つのアラベスク」を弾き終えた後、「先ほど1部で弾き込んだためか、ピアノの響きが更に良くなりましたね。実は今回初めてディアパソンを弾く機会に恵まれましたが、私が自宅でも愛用しているベーゼンドルファーに響きが似ていて、とてもいいピアノですね。」と、厭味無く持ち上げてくれました。恐れ入ります。
<このコンサートをご覧になったan弾手さん(お父さんのためのピアノ教室=ドレミ出版の著者)の感想がピアノ奮戦記のコーナーに紹介されていますのでこちらもぜひご覧下さい。>
(
→an弾手のピアノ奮戦記はこちらから)
今夜はオーナーの岡村様ご夫妻のご厚意でこの別荘を独り占めでご宿泊いただきます。
◆平成19年11月5日(月)
翌5日(月)の午前中は、当店内における“店コンサート”。十数名の当社音楽教室講師にレクチャーしながらの楽しいコンサートでした。


午後は、とある総合病院付設の老人福祉センター「ウェルネススクエアー和楽」でのコンサート。客席の殆どは年輩者。その中にちらほらと音楽関係者がお見えです。ここでは、ゲストに地元の声楽家の坂本緑先生との共演もありました。終了後ここでもCDをたくさんの方々にお求めいただきました。
このコンサートをご覧になられた熊本の文化協会の重鎮の方が、「今年100回以上は招かれてコンサートを聴きましたが、今日のが1番良かった。」と打ち明けられたそうです。
夜は「ドルチェフェリーチェ」のオーナーのご配慮で、レストランシェフが出張して料理を作って下さり、贅沢な夕食となりました。今夜も連泊していただきます。
◆平成19年11月6日(火)
6日(火)、岡村オーナーにもご同伴いただいて、あいにくの濃霧に苦しみながら黒川温泉にご案内。「黒川荘」の大きな露天風呂を楽しんでいただきました。
小雨と静けさが粋な演出をしてくれました。


最後は、いよいよ「オーディオ道場」にご案内です。館内いっぱいに処狭しと鎮座するどでかいスピーカー。全てが手造りだとか。その中でも特に興味を惹くビンテージ物。この装置で諸田さん自身のCDを聴くのが目的です。「凄い!、ベーゼンドルファーの生の音を聴いているようです。」と、すっかりご満悦いただき、空港へ。

当初、重たそうに右手に提げていらした40枚のCDは遂に完売しました。代わりに名産の馬刺しに代えてあげることができました。
最後は感謝と再会を信じてガッチリと握手。熱いものがこみ上げてきました。
今回、4日間に渡って4度の演奏会と終日行動を共に致しました。特筆すべきは、消え入るように研ぎ澄まされたピアニッシモの音色の美しさと、絶妙なペダルコントロールです。隅々まで配慮の行き届いた音。正に“感性のピアニスト”。
加えて素晴らしいのは演奏だけでなく、音楽に取り組む真摯な姿勢と謙虚さ。最高のピアニストに出会うことができました。そのきっかけとなった「躊躇しながら出した」とおっしゃる1枚のCDの存在。心から感謝です。
尚、ご帰宅早々お礼のメールをいただきましたが、その中にCDの増版が決まりました、と嬉しいご報告がありました。 少しはお役に立てたのかな。
またお会いできることを願っております。